美味しいトマトの見分け方 まとめ
美味しいトマトの見分け方 まとめ
いつもご愛顧ありがとうございます。
二カ月ほど前、テレビ番組「ガッテン!」でトマト特集をやっていました。さすがだなぁと思う科学的にも検証された内容で、美味しいトマトの見分け方(自分好みのトマトを選ぶ方法)が紹介されていました。
私自身、これまでいろいろなトマトを見たり食べたりしてきましたが、結構その通りだと思えるものでした。
それ以後店頭のお客様も、トマト選び上手な方が増えたように思います。
そこで、美味しいトマトを選びたい方の参考になるかもしれないと思い、ブログでも私なりの考えをまとめて、情報共有したいなあと思っていました。
おかげさまで、この頃は自分でも特に美味しいと思えるトマトが収穫できていて、ちょうど良い写真も撮れたため、簡単ですが美味しいトマトの見分け方をご紹介しようと思います。
美味しいトマトの見分け方
【初級編】
まずわかりやすいのは、スターマーク(星印)とか放射状のラインとか言われている物で、トマトの中央から伸びているラインがよりくっきりとしていて長いものが、美味しいものが多いようです。
これはトマトの水分や栄養分を送る管(維管束)が枯れたものだそうです。水をあまり吸わないで美味しさを凝縮させた印ということです。
(写真は3月28日収穫のオペラトマト。スターマークのあるものが多くなっています。クリックで拡大します。)
【中級編】
次に、より美味しそうなものを選ぶためには、ヘタの周り近くの赤い実の部分に、若干緑色や黒色の模様のようなものが残っている物。
これは、トマトが育っていく緑色の時期に、少しでも光合成して栄養を蓄えるために、トマトの実自身がより濃い緑の葉緑素を作り、その色が残ったものです。
(写真は3月28日収穫のオペラトマトの中から、生産者が特に自分で食べたい物を選んだもの。スターマークがあり、ヘタの周り近くの赤色部分に緑色の模様が残っていたり、ゴールドから赤に変わっていくものが多い、旬のオペラトマト。クリックで拡大します。)
【上級編】
最後のポイントは、店頭では判別が難しいかもしれませんが、実が赤くなっていくときの色で、金色もしくはオレンジから赤色に変わっていくトマト。
ふつうのトマトは黄緑→白っぽくなる→薄いピンク色→ピンク色→赤色
という具合に変わっていきますが、
美味しいトマトは黄緑→白っぽくなる→ゴールド→オレンジ→朱色→濃い赤
このように変わっていくと思います。
オペラトマトの場合、春季以降は若干早めに採ってすぐに発送または店に並べますので、ゴールド(金色)が少し残っていたり、朱色っぽいものが確認できるかもしれません。
トマト収穫後の味、食味の変化
トマトは収穫した時に糖度は決まっていて、収穫後に時間が経過して赤くなっても、糖度自体は変わりません。 しかし、酸味は減っていき、うま味に変わっていきます。
甘みは減らずに酸味が減っていきますので相対的に甘く感じるようになっていくようです。
また、時間経過とともに、実はだんだん柔らかくなっていきます。
水が少ない環境で育った味が凝縮されたトマトは、水分を逃がさないようにと、実や皮が硬い傾向にあるので、硬いトマトが苦手な方は、しばらく常温で保存してから食べるようにするといいかもしれません。
・収穫後に糖度は変わらない。
・収穫後に酸味はだんだん減っていき、うま味が増えて、柔らかくなっていく